狐邑 祐一と春日 珠紀
うっすらと目を開けると先輩が横で寝ているのが見えた。

頭のなかはぼんやりしていて、あんまり現実感はないけれど・・・・・。

・・・・・そっか。これ、夢なんだ・・・・。

でも夢でよかった。夢のなかなら先輩と一緒にいられるもの。

「なにか嫌なことでもあったか?」

「・・・・・もっと髪を、なでてほしいです」


「こうか?」

「・・・・・気持ちいい」

なんだかすごく安心できる。ずっとこうしていられたらいいな。

「なにがあったのかはわからないが。俺がそばにいることでお前が安らげるなら」

「おまえが眠りにつくまでこうしていよう」
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